今日ご紹介するアイテムは、メロンが作られている温室です!
アイテムというより、基本ですね・・・。メロンがガラス(アクリル)温室で作られているというのはご存知の方も多いと思いますが、この温室 実はさまざまな工夫が施されています。
では中に入ってみましょう~
クラウンメロンで使用されている温室のほとんどが「スリークォーター型」と呼ばれる温室を使用しています。
スリークォーターとは「4分の3」という意味。厳密に4分の3ではないのですが、日光を最大限に取り込む為に、南向きの方がガラス面積が広くなっています。そしてもうひとつ、メロンの苗を植える台も、後ろ(北側)にいくほど高くなっています。写真のように苗が小さい時にはいいのですが、大きくなってくるとどうしても日陰になる部分が出来てしまいます。日陰になると光合成を妨げるだけではなく、土の乾きも悪くなります。それを少しでも解消するために、後ろ側が高くなっているんですね~。
土の乾きの話をしましたが、メロン栽培の重要なポイントとして「メリハリ」というものが挙げられます。
たっぷり水をあげて良く吸わせ、しっかり土を乾かし根を張らせる。
不経済に感じるかもしれませんが、、、
暖房を焚きメロンに最適な30度位を保ち、ファンを廻し、時には窓を開けしっかり土を乾かす。
ぎゅっと旨味がつまって、さらに美しいネットにするために生産者は色々と工夫をし、メリハリをつけた栽培が出来るように今日も試行錯誤をしています。
次回のアイテムは温室を暖めるアイテムと光合成を高めるアイテムの紹介です!
月に70万~100万近く!?もかかるともいわれる暖房費。
良品メロンを出荷する為に生産者は経費をかけて取り組んでいます。
では次回もお楽しみに~!